
汚泥資源化についてお尋ねをいたします。
まず、汚泥の単価についてでありますけれども、汚泥焼却灰のセメント原料化ということで、前回いただいた資料で既に横須賀市においては汚泥焼却灰の有効利用ということでもう既に取り組まれているということなのですけれども、まずこの民間委託によるこの焼却灰の減量化なのですけれども、先ほどのスラグのお話にもありましたけれども、この資源化という意味合いについてやはり引き取り料というものがあって、引き取ってもらっているというような形、こういうもので構成されているのかどうかまずお尋ねをしたいと思います。
灰につきましては、リサイクルということでセメント工場で原料として使っていただいている。それには処分費、それと運搬費という形で費用をお出ししています。大体セメントだと1万1,000円ぐらい、運搬費が大体場所がいろいろとあるものですから距離によって違っていまして、3,900円から6,500円ぐらいという形で、処分費、それと運搬費という形で支出をしてございます。
さらに、その資料の課題という部分で、今後リンの含有量がふえてくればその契約について解除の可能性があるという。そこでやはり懸念を持たざるを得ないわけなのですけれども、この辺についてはいかがでございましょうか。
前回も少しお話しさせていただきましたけれども、やはりリンがふえてきますとセメントの強度の低下ということにつながります。それに対してどういう製造過程でやるかといいますと、石灰を増量しなければいけないということで、セメントメーカーが言っているのは、リンの含有率が大体18%で、3%上がると製造原価ではトン3,600円ぐらいかかるということで、その費用が今後求められていくと思っています。
現状、では実際どうかというと18%以上超えていまして、20%ということになっています。ただ、年間のトン数が約750トンということで、まだ現状では受け入れていただいていますが、それがさらに含有量がふえていきますと、当然受け入れ拒否といいますか、それだけのコストを入れて当然お金については上げてくださいと、さらにふえてきますと契約解除という形になろうかと思います。
コストについてはあえてこれ以上はお聞きするつもりはないのですけれども、ここでお伺いしたいのは、今後のこのセメント原料化についての需要と供給、今後の見通しといったらいいのでしょうか、この辺についてはいかがお考えでしょうか。
需要につきましては、セメントは建設に当然必要なものということで、今後とも先ほどのリンの含有率だけの問題だろうと思います。今後とも安定的に受け入れていただけるとは考えてございます。
重ねてのお尋ねになるかもわかりませんけれども、いわゆる横須賀市だけではなく、このような焼却灰のセメントの原料化、これは一般的かつ恒常的に広く取り組まれていることなのでしょうか。
下水道界では、ほとんどの灰が先ほどセメント原料、さらに熔融もありますけれども、ほとんどがセメント原料に使っていただいているということになります。
いずれにしても、今後の課題とも言うべきなのでしょうけれども、先ほどのお話にあった追加コストをかけない形、さらに今後の取り組みとしてはそのコストのかからない形で広く利用されていくような、要は在庫の山にならないというようなことを念頭に置きながら計画を推進していかなければならないと思うわけですが、いかがでしょうか。
基本的には委員がおっしゃるとおりだと思います。我々もこのセメントのリンの問題だけではなくて、やはり今後導入されます高度処理という視点もその辺のリンの削減といいますか、放流水質を守るためにもやはり先ほど我々の案の中にありますように、返流水からのリン回収というのも一つの考え方の中には位置づけとして置いております。
ただいまの答弁いただいた中にリンという話が出てきたわけなのですけれども、今度はリンの回収と活用についてということにしたいと思うのですが、言うまでもなく枯渇資源の再利用ということで、このリンを回収しようというのが本委員会の1つのテーマ、検討課題であるというふうに考えております。ただそこで、やはり同じようにかなりコストが見込まれるということで受けとめているのですけれども、改めてお聞かせ願いますでしょうか。
この今回提案しております酸アルカリ抽出法と、それと晶析脱リン法という形で、我々の検討の中で1次評価の中ではこの2つかなと思っています。やはり灰からとるほうが大体日量にすると300キロぐらい回収できると考えています。それと、先ほどの晶析脱リン法につきましては、返流水からということで日量大体80キロぐらいということになります。
それぞれ建設費もかかりますし維持費もかかってくると。ではこれをどれぐらいで売れるかといいますと、年間にして大体今取引が1万円台から3万円とか4万円とかトン当たりという形でそれぞれの今早く導入している都市の情報を聞きますとばらつきがあるのですが、平均して2万円と仮にしても80キロですから、年間せいぜい30トンぐらいですのでせいぜい60万円ぐらいにしかならないと。では、300キロのほうの酸アルカリ抽出法でいきましても年間にしましても220万円ぐらいということになります。これを考えていただいても、ツーペイには絶対にならない。維持費がかかってこれがリン回収の前提かと思います。
今、お話を伺いましてそれぞれの方式、そのものもメリット、そしてデメリットというものが当然そこには存在をしている。いずれにしても、その製造コストが販売コストを上回ってしまうという、これも動かし難い事実である。そういった背景のもとで私自身としては、国の支援というものも当然これについては必要であると考えるわけなのですけれども、その辺の背景というのはいかがなのでしょうか。
このリン回収につきましては、補助金という形で2分の1が補助が出る形になってございます。
やはりこの補助金というものをあてにするといいますか、やはりそういう前提でもって、今後計画も進めていくということでよろしいですね。
これから経済性とかを2次評価という形で、今回まだ価格、金額のコストが建設費がどのぐらいかかるか、維持費がどのぐらいかかるかとまだ評価をしてございませんので、今その辺の作業を進めてございます。そういう中で、先ほど言いましたように高度処理、これから導入が義務づけられているという位置づけの中で、やはり返流水は循環をしているということで、非常にリンの濃度が高まっていること。そうしますと、せっかく高度処理を導入したとしても基準値を達成するためには、さらに補助的に凝集剤を入れるとか、さらに維持費がかかること。
そういうトータルで評価をさせていただいて、最終的に御判断をいただきたいということで、その辺を今資料整理をしてございますので、次回には何とかなるかと思いますが、その辺で判断いただきたいと思ってございます。
