話題の「筋肉ミュージカル」2008 夏公演「祭 花魁」初日を見てまいりました。
会場であるマッスルシアターは今年の正月公演以来の2度目になります。一般に言うところの「ゲージツ」はまったく理解が出来ない私にとって、オペラだのミュージカルは無縁な領域であります。そんな私がこの公演だけ通うことになった理由は、簡単明瞭です。舞台上での演者たちの汗とほとばしるエナジーが直球で観客に伝わってくるからなんです。
演者は有名・無名を問わずオーディションから選ばれたパフォマーたち、オリンピックメダリストやそれぞれの競技種目で名をはせた人たちが舞台上で繰り広げるその演技は、ものすごい説得力があります。これがスポーツとエンターテイメントを融合させた「スポーツバラエティー」という新しいジャンルなんだそうです。テレビでは「筋肉番付」や「sasuke]がこの範疇にあたるんだそうです。跳び箱や縄跳び、トランポリンや体操など私たちの身近な競技であり、それをメダリストがハイレベルに昇華していくことが、あの人気の秘訣ではないだろうか。これら番組や舞台を通じて生み出されたコンテンツは、日本だけにとどまらず海外にも番組として輸出され、人気を博しているそうである。体を使った演技やその前提となる練習は、国籍・年齢・性別に関係なく伝わるはずだ。実際、多くの観客がその演技と汗に魅了されていました。
また、違う観点で考えたとき、わが国ではスポーツ選手の引退後の生活が不安定ということを聞いたことがあります。旧共産国では国を挙げて選手を育成し、中でもメダリストには一生涯の保障をするなどと聞きますが、残念ながら日本において選手の未来はその環境にはありません。
この「筋肉ミュージカル」「筋肉番付」の生みの親であり総合プロデューサーの樋口潮氏は、そんなアスリートたちに夢を与えた素晴らしいアイデアの持ち主です。縁があって私もお付き合いをしていますが、彼のこのような発想を地域とコラボするなどして、生かすことは出来ないものか考えてみたいと思っています。
